塗装のミニ知識(知っておくと便利です。)
◇延べ床面積・・・・1階床面積と2階床面積の合計(㎡・坪)数量
◇㎡・・・・・・・・1㎡=1m×1m
◇坪・・・・・・・・1坪=1間(1.8m)×1間(1.8m)=約3.3㎡
◇外壁下地の種類・・・・・ モルタル壁(一般的木造家屋)
コンクリート壁
サイディングボード壁(窯業系・金属系)
A L C パネル壁
他にトタン壁・木板壁・土壁・レンガブロック
◇外壁化粧材の種類・・・・ 塗装仕上げ
タイル貼り
◇屋根下地の種類・・・・・ コロニアル・カラーベスト(セメント系)
アスファルトルーフィング
トタン(金属系)
瓦(和風・洋風・金属)(窯業系・金属系)
◇屋根化粧材の種類・・・・ 塗装仕上げ
日本瓦・ゆうやく瓦・等
◇塗装仕上げ塗料の種類・・ アクリル樹脂系(期待耐用年数約 5年)
ウレタン樹脂系(期待耐用年数約 7年)
シリコン樹脂系(期待耐用年数約10年)
フッ素 樹脂系(期待耐用年数約15年)
◇機能性塗料
光触媒塗料(太陽光により親水性の働きが生みだされ汚れが付きにくく
付いた汚れも雨で流されるといった自己洗浄機能効果があ
る塗料)
(期待耐用年数約15年)
遮熱塗料 (太陽の光を多く反射し光の熱エネルギーの蓄積を軽減する
ことで室内の温度上昇を抑えることができる塗料)
(期待耐用年数約5年~15年)
◇期待耐用年数・・塗装業者が塗料メーカーの塗装仕様通りに施工した場合
にかぎり塗料(塗膜)の機能・性能を保持できるであろ
うと期待できる年数です。
◇外壁塗装をする目的は大きく分けて2つあります。
①建物の外壁を腐食から守るためです。
太陽の光(熱や紫外線)や雨や風によって建物の化粧材(塗装塗膜)
はどんどん劣化していきます。
初めのうちは光(熱や紫外線)や風にも耐え雨水もはじきます。
期待耐用年数を過ぎてくると塗装塗膜が劣化しはじめ、雨水が浸透し
いずれは建物の下地が腐食する原因になります。
②建物の美観、見た目の綺麗さです。
汚れた家より綺麗な家だと気分も違います。
いろいろな色にカラーコーディネートすることにより、イメージを変
えたり街の景観も美しくなります。
◇外壁の寿命(塗替え時期の目安)
塗料の種類や塗り回数、工法などにより変ってきます。
上記に記載している塗装仕上げ塗料の種類、期待耐用年数を参考にして
下さい。
見た目ではまだまだ塗替えの時期ではないように見えても実際には劣化
している可能性があります。
※塗装してから10年位を目安に外壁診断調査をおすすめします。
◇仮設足場(作業用足場がなければまともな仕事が絶対に出来ません。)
仮設足場は外壁から約60cm位離して建物の廻りに設置します。
高さは約6m位で屋根の塗装が有る場合はさらに1.8m位は高くしま
す。 材質は鉄製で頑丈です。
◇メッシュシート(飛散防止用メッシュシート)
仮設足場の外側にナイロン製(防炎加工)でメッシュ状のシートを張る
ことによって塗装時の塗料の飛散を防止する事ができます。
◇水洗い(高圧水洗浄)
外壁・屋根に付着している(ほこり・コケ・藻・劣化塗膜)を高圧洗浄
機を用いて高圧の水で除去清掃します。
◇養生
塗装しない箇所を前もってポリエチレンシートを貼っておきます。
◇シーリング(コーキングともいわれます)
材質はゴム状のやわらかい物質です。
使用されている箇所は建物の外壁下地にもよりますが開口部廻り(例:
窓廻り)とかサイディングボードやパネルとパネルの繋ぎ目に使用しま
す。
シーリングが劣化したり剥離してしまうと、その部分から雨水が浸透し
いづれは建物の下地が腐食する原因になります。
◇クラック(一般的にはヒビ割れ)
外壁下地がモルタル壁・コンクリート壁に発生します。
原因は、大型車両など通行量の激しい立地または地震などの揺れも要因
のひとつと考えられます。
クラック発生しますとその部分から雨水が浸透しいづれは建物の下地が
腐食する原因になります。
◇下塗り(下塗り塗料)屋根などの塗装時に使用
下地に対し上塗りがしっかりと付着するための接着剤のような役目をす
る塗料です。
◇下地調整(下地調整材)外壁塗装改修専用塗材
外壁塗替え時の下塗り・フィラー・中塗りと3種類の機能を兼ね備えた
うえ微弾性があるため防水性能にも優れ微細なクラックもカバーする万
能塗料です。
◇上塗り(上塗り塗料)
上塗りの役目は下地の保護及び美装です。
厚く塗れば塗るほど塗料の性能は長持ちします。